9割の事実に惑わされるな!巧妙化するウソの真相

今回は、金融界の大物の詐欺事件をきっかけに広まった「巧妙なウソ」について書いていこうと思います。

元NASDAQ会長の逮捕

2009年、元NASDAQ会長が証券詐欺ほか11の容疑で逮捕・起訴されました。

巨額詐欺の元NASDAQ会長,最大150年の禁固刑の可能性
 米司法省(DOJ)は米国時間2009年3月10日,米Nasdaq Stock Market(NASDAQ)のBernard L. Madoff元会長を,証券詐欺を含む11の容疑で起訴したことを明らかにした。

元会長のマドフ氏は、自らが興した証券会社の社長を務めるほど優秀であり、投資家からの信頼も厚い人物でした。

そんな彼は、ポンジ・スキームという手法を用いて詐欺を行いました。

聞きなれない言葉ですが、どういったものなんでしょう?

ポンジ・スキームとは?

まとめると以下のような流れになります。

約10%の高利回りで投資家を誘い(100万円を預けたら1年後には10万円の配当を約束し)、1年後に本当に10万円を渡します。

預け主は10万円増えたと喜びますが、実際は預けた100万円のうちから渡して、残りの90万円を自分のもののように使っていたのです。

そうやっていろんな人からお金を集め、資産運用して配当を与えているかのように思わせ、実際には集めた元金はどんどん減っていったのです。

元金を返せと言われたらうまくかわして…というのを25年間も!続けていたのですから驚きです。

この手法は「古典的」とも言われ、被害を受けた人のなかには知識を持っていた人もいたはずです。

それなのになぜ、彼は何年もの間騙し続けることができたのか?

ここでタイトルに書きました「9割の事実」がカギになります。

信頼も厚かった元NASDAQ会長のマドフ氏は、ポンジ・スキームという手法を用いて、資産運用をしていると見せかけて多額のお金を騙し取っていた。

見極めづらいたった1割のウソ

マドフ氏は自身の会社で、最初は全ての部門で通常に業務を行っていました。

その後損失を補うために、投資部門だけで嘘をついたのです。

この手法を熱心に研究したのは記者でも弁護士でもなく、詐欺師でした。彼らは相当な勉強家のため、今回のやり口を調べ上げ、ある結論にたどり着きました。

それは「人を騙すためには、9つの事実に1つの嘘を混ぜる」ことでした。

9割本当のことを言うので信用してしまって、残りの1割の嘘も信じてしまうのです。

こういった嘘は見極めづらい上に、どんどん増えてきています。

本の構成も変化している

一般の書籍を例にあげてみますと、昔は1冊の本につき1つの嘘を順序だてて説明するものが多かったです。嘘を固めるための嘘ですから、真理の見極め方を知っていれば判断がつきやすかった。

でも最近の傾向は違います。先述の通り、10あるうち本当に正しいであろう情報を9つならべ、1つ嘘を紛れ込ませます。

今は時代のスピードも速く、読者は端的な情報を求めますから、長々とした文章は読まれないというのもあり、順序だても短くなっています。

その嘘そのものの根拠からでなく、羅列された9割の事実から真偽を判断してしまうのです。

MEMO

ここ最近、この手法を使って説明されていると感じたのが、人類は爬虫類に支配されているという「レプタリアン思想」です。

K福の科学のO川総裁なども唱えている陰謀論の一種で、テレビに映るアナウンサーの目に異変があるということを動画で紹介したりしています。

ありえないと思うでしょうが、私の知り合いにはこの話をすっかり信じ込んでいる公人がいます。この方もおそらく信頼のおける人物から、本当のことを交えつつ話をされたのだと思います。あるいはK福の科学のように信頼されている総裁が唱えれば、調べもせずに信じることもあるでしょう。

詐欺師らが今回の事件を研究した結果、人を騙すためには9割の真実に1つの嘘を混ぜることが有効だとわかった。一般書籍の構成も変化しており、羅列された9割の真実から真偽を判断するよう仕組まれているものもある。

日本におけるポンジ・スキーム

先ほど申し上げた通り、詐欺師は勉強家で、この世で最もPDCAサイクルを徹底していると言っても過言ではありません。同じやり方がいつまでも通用しないと痛いほどわかっているのです。

時代の変化に伴い研究が重ねられているわけですから、日に日に嘘も巧妙化しています。(別の所に力を注げばいいのに…)

レシート情報の例

例えば、こんなポンジスキームを行う会社が実際にありました。

商品の購買層のデータを集めるというような名目で、顧客にレシート情報を要求します。会員費用として月1万円支払えば、レシートにある合計金額のうち20%、最大1万6千円を還元するとうたいます。

この金額設定が絶妙ですね~。

実際にウェブ画面の明細上ではお金が増えていくのですが、いざ引き出そうとなるとサーバーの不具合が生じて…などと言われてかわされます。

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ビットコインの例

他にも、ビットコインのマイニングを使った詐欺も存在します。

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どちらの場合も資産運用などはせず会費の収入のみで運営していますから、いつかは立ち回らなくなると思われます。(すでにたくさんの会社が告知もなく消えています)

詐欺師は研究を重ね、日に日に嘘は巧妙化していく。日本におけるポンジ・スキームを用いた詐欺も見受けられる。

これから先、損をしないために

こうして詳しく見ていくと、そんなにうまい話はないと思えますが…

深く注意していないと、見極めることは難しいでしょう。

先ほど挙げた例も、一定期間続けることができています。それは実際に利用している人がいるからに他なりません。

これからは情報を的確に判断する力を身につけないと、何かをやったときに損をするか、あるいは何もしなくて損をするかもしれません。

そうならないためにも、真理の見極め方が重要になってくるのではないでしょうか?

以上が、本能型データアナリストの独自見解です。信じるか信じないかは自己責任でお願いします。

そのフレーズ、どこかで聞いたことあるような…?

日夜努力を重ねる詐欺師に対抗するためには、情報を的確に判断する能力が求められている。

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