今回は、人生100年時代を生きるヒントをくれる人として、船井幸雄 先生を紹介します。
彼の経歴については、以下の通りです。(Wikipediaより抜粋)
船井 幸雄(ふない ゆきお、1933年1月10日 – 2014年1月19日)は、大阪府出身の経営コンサルタント、自己啓発書作家、精神世界・スピリチュアル系の著作家、オカルティスト。
コンサルティング会社・船井総合研究所の創業者・代表取締役会長。株式会社本物研究所、船井メディア、船井財産コンサルタンツのトップを務めた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/船井幸雄
世の中の支持を受け、成功した彼が重視した「目に見えない世界」とは何なのか?

個人的な話も交えつつ書いていこうと思います。
船井先生を信頼する2つの理由
私が船井先生と出会ったのは、25歳くらいの時でした。
ちょうど大学を辞めて地元に帰っていて、仕事も何をすればわからなかった時、お金持ちの親戚のおばちゃんが名前を教えてくれたのです。
その後、著書を読んで「この人は信じられる」と感じ、すっかりファンになりました。
「水波動」に注目していた!
そう感じた理由のひとつに、読んだ本の中で江本勝(えもと まさる)という方が紹介されていたことがあります。
江本さんは水波動に関するビジネスをしていました。
水には情報を記憶する能力があり、胎教にもよいとされているクラシック音楽を聞かせると美しい水の結晶を形成する、といったもの。
さらに江本さんは言葉の力に注目し、ある実験をしました。
「ありがとう」と「ばかやろう」という、(斉藤一人さん的にいうと天国言葉、地獄言葉ですね)2種類の言葉をそれぞれ別の紙に書き、その上に水を入れたコップを一定時間置いて、結晶の様子を観察しました。
その結果、「ありがとう」という言葉の上にあった水は美しい結晶をつくり、反対に「ばかやろう」という言葉では歪な形になりました。

(上記のサイトで実際の画像を確認できます)
本では他にも目に見えない世界を研究している方々を紹介していたのですが、私には難しくて理解しづらい人もいました。その中で、目で見える形で確認できる水結晶が、素直にすごいと思ったんですね。
「言霊」の力に注目していた!
また、私自身もともと言葉の力、言霊(ことだま)の存在は信じていました。
それにも理由があります。こちらの記事で紹介した縁ある人から、聖書にはヨハネの福音書の冒頭に「初めに言葉ありき」という記述があると教えられていたからです。
初めに言葉があり、言葉は神と共にあり、万物は言葉によって成ったと書かれています。
さらに黙示録を遺したヨハネですが、これは四(よ)・八(は)・音(ね)、つまり日本語の四(十)八音に由来すると言ったのです。
そういったことから言霊、とりわけ日本語の持つ力について意識するようになりました。(実を言えば、もう少し詳しくお話する必要があります。いずれ機会があれば…)
そういった言霊の力を指摘していたことが、船井先生への信頼につながりました。
人生に迷っていた時に船井先生と出会い、「水波動」と「言霊」に着目していた点に惹かれた。
経験から導かれた「目に見えない世界」
船井先生は、
といったスピリチュアル・オカルト的な、言い換えれば目に見えない世界、の思想を隠さず著作で発表し、混迷する不況の時代に大きな支持を受けたと言われています。
現世での利益を求める成功哲学と、「真実に気付いて世界の変革を起こそう」というスピリチュアルな啓蒙思想の同居が、彼の特徴だと言えます。

もともと、そういう方面に明るい人だったんでしょうか?

いや、実はそうではないんです。
彼はもともとそういった世界とは全く無関係な人でした。
どんなことも現実的に客観的に判断するという自負がありました。事の発端は、こういった世界がありえないことを証明するためだったのです。
多くの経営者と出会う
船井先生は、経営コンサルタントとして多くの経営者や社長と出会いました。
始めのうちは目に見えない世界のことは知らないわけですから、現実的な所だけを見て提案をしていきます。
しかし、経営者たちの多くは9割5分言う通りにしてくれるのですが、神棚や風水に関する持論はゆずってくれず、船井先生が提案したトータルコーディネートは崩れ、思うようには進まなくなります。

自分のやり方が通用せず、戸惑ったでしょうね…。
そういった事例があんまり多いものですから、自らがそういった世界が迷信であることを理論的に証明しようとして、勉強を始めました。
多くの本と出会う
ところが多くの本を読み、起源までさかのぼっているうちに、一気に目に見えない世界が重要だという考えに変わりました。
その中で、スウェーデンボルグ、ケイシー、出口王仁三郎、山崎弁栄、岡潔については、真理を語った超人(!)とみなしています。
加えてイアン・スティーヴンソン、ブライディ・マーフィー(退行催眠をかけられた女性の前世とされた架空の人物)、政木和三、マイケル・ドロズニン(英語版)の『聖書の暗号』、岡本天明の『日月神示』を高く評価し、「信用できる」と評しています。
船井先生は、もとはまったく「目に見えない世界」に縁のない人だった。 多くの経営者や本に出会い、自分のスタイルを確立した。
船井先生の重要な3つの考え
魂の成長
彼の考えで特に重要なのは、まず「魂の成長」だと思います。
船井先生は、人間の本質は肉体ではなく魂にあり、魂は死ぬことはなく転生を繰り返すと考えました。そして、人生の目的は、魂を成長させていくこと(霊的進化)と考えました。
また創造主・「サムシンググレート」というような存在があるようだとも述べています。
創造主は効率的な「世の中」を創っており、この世に無駄なものはなく、人間はそれぞれ重要な使命と役割を与えられて創られたと考えました。
すなわち、与えられたものを最大限に活用して使命を遂行し、魂を成長させていく必要があるのです。
波動
次に、「波動」です。
世の中はすべて波動と考えることができるのですが、波動の性質は以下の4つのみだと言っています。
創造主に近い思いであるほど波動は優位・上位であり、優位の波動を出せばどんなこともコントロール可能なはずと述べています。
創造主の波動に近づき、自らの中の創造主と一体化することで、カルマ(業)が解消されるといいます。
それは、最後の重要な考え方である「思考の現実化」につながっていきます。
思考の現実化
船井先生は、キリスト教の異端的潮流ニューソートの思想家・自己啓発作家であるジェームズ・アレンを高く評価しています。
彼の言うように思ったことは実現するのだから人はいいことだけ思えばよく、イメージし確信を持つことでより実現しやすくなると考えています。
この考えはデール、カーネギー、ナポレオン・ヒルなど自己啓発・成功哲学の教祖的人物たちに影響を与えています。
船井先生の教えで重要なのは、魂の成長・波動・思考の現実化の3つ。
教えを実行に移すためにできること
しかし現実は、思考の現実化はできていないのではないでしょうか?
それはなぜか?本能型データアナリストがその理由をつきとめました。
そのあたりは今後ウェビナーにてお話しようと思いますので、お楽しみに!
この記事のアイキャッチは、Arek SochaによるPixabayからの画像を使用しています。
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